SES営業の職務経歴書は、「何をしてきたか」を数字で示せるかどうかで評価が大きく変わります。SES営業から次の会社に移る場合も、未経験からSES営業を目指す場合も、ポイントは同じです。
この記事では、SES営業の職務経歴書に書くべき項目と、そのまま使える例文を紹介します。
SES営業の職務経歴書で見られるポイント
採用側は、SES営業の経験を「一斉配信と日程調整だけをしてきたのか」「エンジニアや契約まで深く扱ってきたのか」で見分けようとします。後者であることを、具体的な数字と業務内容で示すのがポイントです。
数字で書くべき項目
| 項目 | 書き方の例 | 伝わること |
|---|---|---|
| 担当エンジニア数 | 常時稼働30名を担当 | 扱っている規模 |
| 成約数 | 年間新規成約24件 | 成果の量 |
| 粗利・売上 | 担当粗利 月額250万円 | 会社への貢献度 |
| 継続率 | 参画後6か月の継続率90% | フォローの質 |
| 取引先の商流 | エンド・元請け比率70% | 営業としての立ち位置 |
| 目標達成率 | 4半期連続で目標達成(平均115%) | 安定して成果を出せるか |
数字は社外秘に当たる場合もあるため、具体的な金額が出せないときは、達成率や前年比、チーム内順位などに置き換えましょう。
業務内容の書き方
「エンジニアの営業」とまとめず、担当した業務を分けて書きます。
- 新規取引先の開拓(エンド・元請け中心)
- 案件のヒアリングと、自社・協力会社エンジニアのマッチング
- 面談の設定・同席、面談前後の情報回収
- 単価交渉、稼働率・精算幅などの契約条件の調整
- 参画後のフォロー、契約更新、トラブル対応
- 事務担当と連携した契約書の作成・締結
職務経歴書の例文(SES営業経験者)
■職務要約 株式会社〇〇にて約3年間、SES営業として自社エンジニアおよび協力会社エンジニアの提案・契約管理を担当。エンド・元請けとの直接取引を中心に、常時稼働30名を担当し、4半期連続で目標を達成しました。 ■職務経歴 株式会社〇〇(20XX年4月〜現在) 事業内容:システムエンジニアリングサービス 従業員数:〇〇名 【担当業務】 ・新規取引先の開拓(エンド・元請け比率70%) ・案件ヒアリング、エンジニアのマッチング、面談同席 ・単価交渉、稼働率・精算幅などの契約条件調整 ・参画後のフォロー、契約更新、トラブル対応 【実績】 ・年間新規成約24件(チーム5名中1位) ・担当エンジニアの参画後6か月継続率90% ・単価交渉により、担当案件の平均単価を前年比8%改善 ■活かせる経験・知識 ・準委任契約、精算幅、稼働率の調整を含む契約実務 ・Java、AWS、Salesforceなど主要技術の基礎知識 ・エンジニアの経験を、顧客に伝わる言葉に置き換える提案力
未経験からSES営業を目指す場合
未経験の場合は、前職の経験の中から、SES営業に通じる要素を抜き出して書きます。
| 前職の経験 | SES営業で活きる力 |
|---|---|
| 販売・接客 | ヒアリング力、提案力 |
| 法人営業 | 新規開拓、目標達成への意識 |
| 事務・営業事務 | 契約書の管理、段取り力 |
| エンジニア | 技術理解、エンジニアの気持ちがわかること |
| 人材業界 | マッチングの経験、求職者対応 |
避けたいNGな書き方
- 業務を一行でまとめる:「エンジニアの営業を担当」だけでは、何ができるのか伝わりません
- 数字がない:成果を示す数字がないと、評価のしようがありません
- 取引先名や単価をそのまま書く:守秘義務違反になるおそれがあります。社名は業種や規模に置き換えましょう
まとめ
SES営業の職務経歴書は、担当数、成約数、粗利、継続率、商流といった数字と、担当した業務の範囲を具体的に書くことで評価が上がります。エンジニアと契約を深く扱ってきた経験は、SES営業以外の職種に移る場合にも強みになります。

